【雑記】社会人1年目の話
ちょっとした自己紹介。
社会人1年目はIT業界の末端から始まった
201x年の冬、卒論発表が終わったその日に私は内定を蹴っ飛ばした――。
理由は「なんとなくイヤになったから」という自己中極まりない理由。
なんやかんやで3月に東京都内の中小IT企業に内定が決まるのだがそれはまた今度。
何はともあれふとしたきっかけからIT業界で社会人デビューを果たした。
――そこはIT業界の闇、地獄の一丁目だった。
中小IT企業の実態
客先常駐している方々は自分の経歴書と契約内容を知っているだろうか。
ちなみに私は結局、契約内容を知ることなく転職しました。本当に。マジで。
経歴の話は自社でも派遣先でもなく客先のお客さんから直接聞いた。
きっかけはお客さんからのダメ出し。
「Hさんさ、もう2年やってるんでしょ?なんでこんなこともできないの?」
Oh, a lot of water in my sleeping ears.
タイトルにもあるが今一度言おう。
「社会人1年目」の話である。
2カ月足らずの研修でjavaとMySQLに触れた程度の私にとってこれは衝撃だった。
ちなみに現場はCとpythonとORACLEである。分かるはずもない。
話を聞いたところによるとなんと経歴が水増しされていたのだ。
今なら分かる。これは多くの中小IT企業で行われている。
位置としては3次請けか4次請け。とはいえ委託ばかりではない。
派遣と客先常駐からなるSES契約と委託契約の搾取構造である。
SESの実態は業界人ならご存知の通り、暗黙の了解の上に成り立つ闇そのもの。
高度プロフェッショナルやら特定派遣法関連で知った人もいるかもしれない。
この組み合わせの実態はいうまでもなく偽装請負である。
身を置いて初めて理解できる社会構造。つらい。
日本はITを重視していないと嘆かれる昨今に一石を投じたい。
お客さんはITに莫大な金額を投資しているのだ。
末端に行き届いてないだけで。
中小ITの人なら誰しも感じたことを私もまた思った。
「この環境から脱却しなければならない」
――そうして私は社会人1年目にして将来を憂い、転職を決意した。
まとめ
物語っぽく書いてみました。
結論としては「ITの中小には気を付けろ」です。
それでは、また。